2020年7月17日金曜日

日本の国際競争力の下げが止まらない

良い国とは何だろうか? 治安、文化、軍事力、経済など様々な指標があるが、私は経済が最も重要だと考えている。それも、絶対的な経済の豊かさよりも、「年々良くなってきているか?」という時間的な変化が重要だと思っている。「将来、国の経済が良くなるか?」を示す重要な指標が国際競争力ランキングだと思っている。
スイスのビジネススクールIMDが毎年発表している国際競争力ランキングで日本は2020年、34位になったと発表された。日本の国際競争力は年々下がってきており、今年もまた下がった。コロナ問題で世界的に産業のデジタル化が進行しており、それに出遅れた日本の競争力低下が加速したと私は認識している。
図1 IMD「世界競争力年鑑」日本の総合順位の推移
三菱総研まとめ
上の図は日本のランキングの推移であるが、日本の凋落は顕著である。
2020年は1位シンガポール、2位デンマーク、3位スイスである。これは規模ではなく効率を評価しているからだと考えられる。ちなみにGDPの大きな国では米国10位、中国20位、ドイツ17位、英国19位、インド43位である。インド以外は日本より上である。最近の傾向では米国の凋落が大きい。2017年1位、2018年2位、2019年3位、2020年10位である。

【国際】IMD世界競争力ランキング2020、首位シンガポール。日本は34位で凋落止まらず 2

上の図が2020年の日本の分野別順位であるが、政府の効率とビジネス効率が特に低いことが分かる。技術面で言うと、科学インフラは比較的強いが技術インフラは弱く、教育も弱い。科学は過去の強みがまだ残っているが、これから下がってくるだろうと思う。IMDの分析がどれほど実際と整合しているかは不明だが、私自身の直感ではそれほど外れていない感じがしている。
インドのように現在貧しい国は国際競争力が低くても国民の生活が現在より「まし」になることは期待できるが、日本のように現在豊かな国では、将来は現在より生活レベルが下がることは確実だろう。現状、これを挽回すべく動いている政府の取り組みは感じられない。個人レベルでできることは身近な若者を国内に閉じずに世界で活動させることしか無いように感じている。

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