2020年4月20日月曜日

「世界のニュース」のススメ

現在、テレビで報じられるニュースの中ではCOVID-19関連のニュースが群を抜いて多いが、私はテレビでニュースを見る際にNHKーBSの「世界のニュース」をお勧めしたい。世界のメディアでは様々な視点があり、世界ではどのような取り組みがあるかを知ることができるからである。
NHKーBSの世界のニュースには朝7時から8時の「ワールドニュース」と8時から9時と11時から12時のの「キャッチ!世界のトップニュース」とがあるが、私は「ワールドニュース」のほうをお勧めしたい。
「ワールドニュース」は米国、ドイツ、フランス、ロシア、中国、韓国(選択される国は日によって異なる)などの各国のトップメディアのトップニュースを5-10分程度ずつ、翻訳付きで流すものである。
これに対して、「キャッチ!世界のトップニュース」のほうはNHKが編集して解説を加えた番組である。「ワールドニュース」が世界のニュースの翻訳であるのに対して、「キャッチ!世界のニュース」は世界のニュース番組をNHKが編集したNHKの番組であると言える。当然、NHKの価値観が色濃く含まれている。「ワールドニュース」も日によって選択される国が異なるのでNHKのフィルタリングはかかっていると思うが、選択された国のニュースをNHKが切り貼りしてつないでいる感じはしないので、NHKのフィルタリングは限定的だと思う。
NHKの考えは地上波のNHKのニュースにも含まれており、「キャッチ!世界のニュース」には視点として新しいものは少ないが、直接海外の番組を見るに近い「ワールドニュース」には日本では感じられない視点が含まれていると感じる。私はNHKの情報フィルタリングには不適切な部分が多いと感じている。
今日の番組を見て感じたのは、COVID-19を克服したと感じられる中国と韓国の規制緩和に対する慎重な姿勢である。彼らの行動を見ていると、仮に感染者が減ってきたとしても、日本の緊急事態宣言程度の規制は今後、長期間続ける必要があると感じる。一方、欧米では経済活動の再開圧力が強い。特に米国ではトランプ氏の再開姿勢が強い。これは一月もすると結果が見えてくると思うので5月末程度まで規制を続けていれば日本の進むべき方向性が見えてくるだろう。
もう一つ感じたのは、世界各国では政府レベルの遠隔教育に対する取り組みがかなり多いという点である。当然のことながらデバイスを持たないので教育を受けられない子供たちがいるのでそれに対する対策も報じられている。このような動きと比較して日本の文科省の動きは悪いと、改めて感じている。

0 件のコメント:

コメントを投稿