COVID-19の経済への影響は極めて大きくなってきた。特に、米国で金利をほぼ0%に下げたのに株価が暴落したのはショックである。今後、どこまで広がるか、心配である。昨日、米国株が$3000も下がったのに今日の日本は下がらないとか、米国の金利が大幅に下がったのに円高にはならないとか、これまでの動きとずいぶん異なるパタンになっている。株式市場の行動原理は予測困難である。
私は以前から、日本の検査体制は不足していると言ってきた。最近は十分になったのかどうかはまだ分からないが徐々に改善はされてきていると思う。
私は、各国の検査体制は致死率で測れるのではないかと思っている。COVID-19の致死率は大体1%と言われている。ある程度患者数の多い国で致死率を見ると、米国と韓国がほぼ1%である。中国、イタリア、スペイン、イランなどはかなりこれよりも高い。これは感染者を十分に把握できておらず、重症化した人のみを患者として捉える傾向が出ているのではないかと思っている。中国は1月末から2月初めに体制ができておらず、その頃に見逃しがかなりあったのだろうと思っているが、それは今では沈静化しているとみて良いだろう。これから、一番心配なのはイタリア、スペイン、イランである。これらの国では実態としての感染者数はまだまだたくさんいるとみて良いだろう。米国は致死率から見ると患者を把握できているように見えるが、ここ一週間の患者数急増がどこで止まるかが大きな問題である。
ドイツは、致死率が1%を大きく下回っている。これは、安全のために実際にはCOVID-19ではないのだが、そう判定されている人がいるか、これから致死率が上がってくるかのどちらかだろう。ドイツは管理されていると思う。
日本は感染者800人で死者28人なので平均よりはかなり高い。これは少なくとも1週間前の保険適用が始まるまでは検査人数が少なすぎたのだと解釈している。現在、検査体制が十分なのかどうかは分からないのでまだ不安は続くだろう。
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